「ZOZOTOWN おまかせ定期便」サービス終了によせて(まあまあ長文)

ZOZOTOWN おまかせ定期便」、サービスが終わってしまいました。

悲しい。

 

 

そもそもおまかせ定期便ってなんなのよ、という方向けに、かいつまんで説明をしますと、

ZOZOTOWN専属のスタッフが、私に合いそうな服を選んで定期的に送ってくれる

気にいった服だけ購入し、残りは返品OK。デフォルトでかかる費用は送料のみ

というものです。

 

冒頭で「悲しい」と書きましたが、

個人的にはこのサービスの発想自体はすごく良い発想ではあると思うものの、

「自分がうまく活用できたかどうかでいうと、できなかった」

というのが正直なところです。

 

ちゃんと好みのものが届くように、自分なりの最適化を地味に頑張っていたのですが、

結局、あんまりほしいものがなくて最終的にはぶっちゃけちょっと飽きてましたね・・・・・・

 

ということで、この記事では

・自分なりの「おまかせ定期便セレクト最適化」の軌跡をふりかえり

させていただきつつ

・サービスについての考察

も僭越ながら書いていこうと思います。

 

※こうやって黒歴史をこの歳になっても量産していることに若干自分でも引いています

 

 

自分なりの「おまかせ定期便セレクト最適化」の軌跡をふりかえり

 

おまかせ定期便では、最初にどういう感じの服を送ってほしいか、

「好みのテイスト」を選びます。

 

また、細かい希望を出すための診断カルテのようなものが用意されているので、

入れてほしいものや、入れてほしくないものの希望、

金額の希望、体型データなどを書いて登録しておきます。

 

内容は途中で変えられるので、好みのものが届くように頑張っていろいろ試行錯誤した結果、

私の履歴としては要約するとこんな感じになっていました。

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2018. 3:テイスト「トレンドカジュアル」価格希望「なし」

ご祝儀的に靴1点購入

 届いたものに子供っぽさを感じたので、テイスト変更

2018. 4:テイスト「ハンサムモード」価格希望「なし」

⇒安物が多く、失敗

 価格帯をあえて高額しばりにしてみるとよいのでは?と考える

2018. 6:テイスト「ハンサムモード」価格希望「最高額設定」

手応えを感じる。サマーニット購入

2018. 7:テイスト「ハンサムモード」価格希望「最高額設定 / ボトムスのみ希望なし」

⇒途端に安物が届く…失敗 違うテイストを試してみる

2018. 8:テイスト「キャリア」価格希望「最高額設定」

⇒地味な割に高いものが届く

2018. 9:テイスト「キャリア」価格希望「最高額設定」

⇒地味な割に高いものが届く テイスト「キャリア」をあきらめる

2018.10:テイスト「レディライク」価格希望「最高額設定」

手応えを感じる。最も欲しいものが多かった回。

 ただし直近で高額な買い物をしていたため買い控える…

~このあたりで前澤社長がSNSでよく炎上するようになる~

2018.11:テイスト「レディライク」価格希望「最高額設定」

⇒冬になったからか、届くものが比較的高額になりすぎる

2018.12:テイスト「レディライク」価格希望「最高額設定」

⇒自分がヒョウ柄のリクエストをしたくせに、旦那さんにヒョウ柄はやめろと言われ買い控える

 しかしなんとなくレディライクで方向は間違ってないような気がするので継続

2019. 1:テイスト「レディライク」価格希望「最高額設定」

⇒届いたものがややガーリーすぎる…

 未購入の回が続いたので、送付頻度を3か月に1回に変更

~終了のお知らせ~

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結果的に、50点の品物を送ってもらい、購入したものは2点でした。

購入率4%。購入金額としては合計22,340円。うーむ・・・

 

まだ最後の回は届いてないですが、1個くらいは何か買おうと思うので、

最終的には購入率は8%になるんじゃないかと思います。

 

実際に届いたときにTwitterに書いていたレビューがこちらです。

 

 

 こんなに頑張って自分で最適化をかけて精度を高めようと努力していた定期便ユーザー、他にいるでしょうか。

 

いや、いないでしょ!!

 

まあ自分の場合、

・もともと服に結構こだわりある

・体型が詰んでいる

というのも敗因(?)になるのですが・・・

 

いま思えば、

「テイスト:トレンドカジュアル / 年代:40代設定」とか「性別:男性設定」

とかも試してみればよかったかな~。

 

というわけで、考察に入っていきたいと思います。

 

サービスについての考察

 

一応、他の人のブログとかもざっと読んでみたんですが、

みんな書いていることとして「好みのものが届かない」という内容が多かったように思います。

 

では、なぜ好みのものを届けられないのか。

思ったポイントとしては3つあります。

 

1.イスト選択」が難しい

2.スタッフさんに渡せるデータが少ない

3.結局「気分」に左右される

 

ひとつずつ詳細を書いていきます。

 

まず一つ目ですが、

「『テイスト選択』が難しい」

これめっちゃあると思っていて、

まず最初に好みのテイストを選ぶセレクト画面がこんな感じなのですが



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私は普段からカジュアルな服が好きなので

「このなかだと自分はトレンドカジュアルかな~」と思い、

最初はトレンドカジュアルを選んでいたのですが、

届いたものが子供っぽすぎて、すぐに「ハンサムモード」に変えました。

 

※上の画像をキャプチャした段階で、すでに「ハンサムモード」は選択肢から消えてますね・・・

 2018年4月当時は「ハンサムモード」という選択肢があったんですよ、、、

 

なんとなく方向性はあってきたかな?と思いつつ、

結局自分として一番合っていたのは「レディライク」だということが後から判明。

 

でも「レディライク」といっても人によってとらえ方が違うのか、

途中でガーリーすぎるものが届いたり・・・

というか、そもそも「レディライク」って何・・・?

曖昧さは回避してくれ・・・!!

 

 私の場合は「フリル」や「レース」をNG設定にしていたので、

『フリルやレースを避けてスタッフさんが苦肉の策で選んでくれる「レディライク」』が自分に合っていた、ということなのかもしれません。難しすぎるよ・・・

 

自分はどのテイストを選ぶのか正解なのかがわかりづらいので、

結局、好みのものが来なくてすぐにやめてしまう人が多いのでは・・?と思います。 

 

※ちなみにこのテイストを選ぶ画面はユーザーの性別・年代によって、

 微妙に出てくる画像が変わったりして、凝った作りになってます

 

▼10代20代だとこうなる

 30代に存在していた「キャリア」「ナチュラル」は無く、「スイート」が存在

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▼30代男性だとこうなる 選択肢が少ないw

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この「テイスト」選択はなくして、

実際にコーディネート写真を10~20枚くらい見せて「アリ・ナシ」を選ぶ感じのほうが

もしかしたら精度あがるかもな~とか。。

(そんなことはZOZO社内ですでに検討されていて、検討の結果、こうなったんだとは思いますが・・・)

 

そして2つ目、

「スタッフさんに渡せるデータが少ない」

 

一応、ZOZOTOWNもがんばっていて、

というか、ユーザーもがんばって最初にカルテに情報を記載させられます。

 

結構、細かく書かされるし、なんなら顔写真とかも送れる仕様になってました。

※私も顔写真とSNSアカウント情報をすべて書いて出してました

 

▼こんな感じ(これでも一部抜粋版、実際はこれの倍くらいの量があります)

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こんなにたくさんの量を書いても、

ここに書いている内容では伝えきれない、細かいこだわりが私の場合は案外あったので、

届いたものを見ながらカルテのコメント欄に要望を書き足していき、

毎月 徐々に良くしていく、、というやり方しか方法がなかったです。

 

これは推測なのですが、

スタッフさんが服を選ぶときに見れていた私の情報としては、

 

・このカルテに記載の情報

・これまでの「おまかせ定期便における」購入履歴

 

だけだったのかな、と思います。

 

なぜなら、黄色のサマーニット(Vネック)を買った後、

色物のVネックカットソーorニットが毎回やたらと届くようになったからw

極端w

 

※前提として、おまかせ定期便で服が売れると、

 コーディネートを選定したスタッフさんにアフィリエイト的に少しお金が入ります

 なので特に後半になるにつれて「似合うかどうか」よりは「買われるかどうか」に重きを置いたセレクトになりがちだったようにも思います

 

個人的には、

 

ZOZOTOWNでお気に入りにいれている商品

ZOZOTOWNで購入した商品の履歴

 

とかも見てもらえてたら、もっと購入率は上がっていたのではないか、と思います。

 

システム的にできないのか、プライバシーポリシー的にできないのか、

もしくは私の推測が外れていて実は見れていたのか、真相はわからないですが・・・

 

お気に入りに入れている商品は、

「欲しいけど、買うにはサイズなど何かしら心配で踏み切れない」

という商品が多いので(私の場合)、

ひとつふたつ混ぜておいてもらえたら、試着してそのまま買っていただろうな~と思います。

 

そして、ユーザーに好みのものを届けることが難しい理由(と思われること)の3つ目ですが、

「結局『気分』に左右される」

 

・・・(^ω^;)

 

いやこれ本当申し訳ないのですが、

そのときそのときで、その服がかわいいと思えるテンションのときと、そうじゃないテンションのときがあり、

あとは直近で買い物をしたかどうか、突発的に支出があったかどうか、など、

自分の収支状況によっても買う買わないが変わってくるので、

選んでもらったコーディネートの良し悪しと、買う買わないは相関があるようで無いような気もします。いや多少はあるけど・・・

 

この記事を書くにあたり、定期便の履歴をあらためて振り返ってみたら、

「案外これ可愛いやん・・・買ってもよかったな・・・」と、今なら思える商品が何個かありました。

 

私の場合は普段からしょっちゅう自分で買い物をしているので、

おまかせ定期便で買い物をすることの優先度がめちゃめちゃ低かった

というのも大いにあると思います。

 

まとめ

 

なんだかんだ、発想自体はいいサービスだと思っていたのですが、

途中でも書いたとおり、やはり私のように

・もともと服に結構こだわりある

・体型が詰んでいる

という人に、非対面で服を選んで買わせる、というのは難しいのかな~と思います。

 

逆にいうと

・服にこだわりが全くない

・体型が詰んでいない

という人には向いていたのではないかと思います。

 

実際、サービス終了の理由も、

定期便経由で入会した新規会員の購入率は良かったが、

既存会員の購入率が低かったというのが理由だそうなので、まあそうでしょうね、という感じです。

 

もともとコーデ買いさせることが前提にあるサービスだったようにも思うので、

その意味で、自分がそもそもターゲットユーザーでは無かったようにも思います。

 

でも私としては、自分で服を選ぶと地味になってしまう…という理由で定期便を頼んでいて、

すごく期待をしていたというのも事実なので、もし再開するとしたならば

 

購入履歴/お気に入り履歴からAIが選んで送る

チャット等で細かくヒアリングしてもらったうえで選んで送ってもらう

(相談費別途でよいので・・・)

 

などなど「服にこだわりある勢」にも嬉しいサービスになって再開してほしいですね。

 

Amazonで似たようなサービスが始まるらしいですが、

そっちは多分頼まないような気がします。

 

 

いや、やっぱ頼むかもしれないw